WBハウスの中身を覗いてみよう!-建方工事編-

こんにちは!ブログ担当のK西です!

最近は、新型コロナウイルスが北海道でも流行ってきていますね・・皆さん外出の際は十分お気を付けください。

 

WBハウスの中身を覗いてみようシリーズ、今回は建方工事編です。

 

前回のシリーズはこちらからどうぞ→  前説編  基礎工事編

 

-建方工事とは-

・完成した基礎の上に、土台や柱、梁などの主要構造材を組み上げること。

今回の木造住宅では土台の据え付けから始まり、柱や梁など構造部材を組み上げていき、屋根部分の一番高い部分にある棟木(むなぎ)を上げるところまでとなります。

これらの構造材が組み上がると建方が完了、このタイミングを「上棟」「建前」と呼んだりします。

今回はWB工法の部材も登場します!それでは、さっそく見ていきましょう!

 

土台敷き、大引掛け渡し

・まずは基礎の上に土台を敷いていきます。

土台には防腐防蟻塗料を塗布しており、土台の防腐、シロアリ防除を目的として使用しています。今回使用しているのは「エコパウダーBX」という商品です。

安全性が高く、防蟻防腐成分が揮発性のないホウ酸塩鉱物とのことで、お部屋の空気を汚さない特徴を持っています。

土台を基礎の上に敷いていきます。

土台敷きが終わり次第、土台と土台の間に「大引(おおびき)」と呼ばれる構造材を掛け渡します。大引は主に1階の床を支える梁部材のことです。

ここでようやくWB工法の部材が出て参りました!土台の内側に設置されているオレンジ色の部材が「バリアヘルス」と呼ばれる部材になります。拡大してみましょう。

黄色で囲んだ部分が自動で開閉する仕組みになっていて、暑くなってくるとこの部分が開き、寒くなってくると閉じます。

WB工法の仕組みを見てみたい方はこちらへ→健康住宅 WB HOUSE

続いて、床下断熱材として「スタイロフォーム100mm」と1階床下地合板を張っていきます。

 

先ほど登場したバリアヘルスです。外気温が高くなると開閉部が開き、写真の穴の部分から床下のひんやりした空気が壁の中の「通気層」と呼ばれる部分を下から上へと通過し、屋根裏から屋外に排出されます。つまり、床下の涼しい空気が壁の中を通ることになるので屋根や壁に降り注ぐ日射しの暑さを抑えます。逆に外気温が低くなると、開閉部は閉じますので冬は冷たい空気の侵入を遮断され、更に通気層の空気の流れを抑え熱を逃げにくくします。

 

1階建方工事

・続いて1階の建方工事を見ていきましょう。まずは1階の柱を立てていきます。

写真のように1階の柱がまとめて現場に搬入され、それを一本ずつ立てていきます。柱の下部分が黒く塗られているのは防腐塗料を塗布しているためです。

柱を立て終わったら、次は1階部分の「梁」「胴差し」などの横架材を柱に組み合わせていきます。

「梁」は柱と柱を掛け渡す構造部材、2階の「床梁」となります。「胴差し」は2階建物周りをぐるりと巡る構造部材のことです。

2階の床梁組みが完了したら、床下地合板を張っていきます。床梁に沿っていくと、お施主さんの頭の中に家の間取りが、ぼんやりですが浮かび上がってくるかと思います。

 

2階建方工事

・2階の床下地合板が張り終わったら2階建方の始まりです。ここで家の形が明らかになってきます!

1階建方と同じように柱を立てていき、柱同士を梁で渡していきます。

2階柱と梁が組み上がってきました。この上は屋根となります。屋根を支える梁については「小屋梁」という名前がついています。梁も色々ですね。

小屋梁が組み上がったら、屋根の骨組みとなる、「小屋組み」を行っていきます。小屋組の一番上に用いる部材が冒頭お話しした「棟木」となります。

屋根の骨組みを撮影しています。棟木まで組み上がりましたので、建方完了「上棟」です!

全体像がこちらになります!上棟で家のイメージも湧いてくるかと思います。

 

ということで、今回は以上となります!

立ち始めるとあっという間の建方工事ですが、それもその裏で現場の監督や大工さんの綿密な打ち合わせがあってこそ。

建方工事は大工さんの本領発揮ともいえる工程ではないでしょうか。

今回はWB工法の部材も登場し、その一端をご紹介しましたが次回は他の部材も登場しますので、また写真と共にお伝えできればと思います!

次回は建方工事後の「木工事」をお伝えしていきます!

お楽しみに!